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Your search : [ author:文とえ 龔学孺] Total 50 Search Results,Processed in 0.108 second(s)
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1. 古都蘇州を歩く
寒山寺で日本にもなじみの深い古都蘇州。紀元前五一四年、呉王闔閭がここに都を置き、以来、二千五百年を数える。今月、市民は多彩な記念行事を繰り広げて築城二千五百年を祝う。そこで本誌も、“東洋のベニス”“名園のある古城”“この世の天国”と数々の美称をもつ蘇州の魅力を追ってみた。蘇州は久しぶりだ。ずいぶんと前からまた足を運んでみたいと思っていたそんなとき、取材で行くことになった。蘇州への思いが多分にあった
Author: 文とえ 龔学孺 Year 1986 Issue 10 PDF HTML
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2. 港湾
中国大陸の東側と南側は海に面する。一万四千余キロにのぼる長い海岸線には良港がたくさんある。これらの港は、新中国誕生後の二十五年間にわたる建設によって、その姿を大いにかえた。有名な港中国の有名な港としては大連港、秦皇島港、天津港、青島港、上海港、黄埔港、湛江港、台湾省の基隆港と高雄港などがあげられる。これらの港は内外の海上輸送の中心であり、物資の集散地でもある。―大連港 遼東半島の南端に位する大連湾
Author: 龔学孺 Year 1975 Issue 2 PDF HTML
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3. 発掘された二百万年前の黄河古象の化石
北京自然博物館の古象展示室でまず人の目をひくのは巨大な古象の化石だ。肩高約四メートル、体長約八メートルのこの巨獣は、長鼻類にぞくするステゴドンで、いまから約二百万年以前に生息していた。その化石がはじめて発見されたのが黄河の流域であったから「黄河ステゴドン」と名づけられた。俗称を「黄河古象」という。その骨格は入念に修復·組み立てられて、展示ホールの中央におかれている。ぼう大な標本と資料を擁するこの自
Author: 龔学孺 Year 1975 Issue 9 PDF HTML
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4. 峨眉山
名山や大河の好きな人は、みな中国西南部にある四川省への旅行にあこがれる。そこには自然そのものの景観と名勝古跡がとりわけ多いからだ。そのうちでも、四川南部の峨眉山、東部の夔門(きもん)、西部の青城山、北部の剣閣がことに名高い。人びとはそれぞれの特色を称えるため、この四つの名勝に「天下になになにたり」という名文句を考え出した。そこで「峨眉は天下に秀麗たり」「夔門は天下に雄壮たり」「青城は天下に幽玄たり
Author: 龔学孺 Year 1978 Issue 6 PDF HTML
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5. 成都
成都は中国西南部の四川盆地、ゆたかな、そして美しい川西平野の中央にある。ここは気候が温和で、雨量が多く、そのうえ、有名な都江堰の水利灌漑工事のおかげをこうむっている。そのため土地が肥え、物産が豊かで、昔から「天府」(天然資源に恵まれた地域)といわれてきた。成都は昔から文化の古都としても知られてきた。紀元前二世紀の漢代で「詞賦大師」とうたわれた司馬相如や、楊雄などという詩人はみな成都の人である。八世
Author: 龔学孺 Year 1978 Issue 12 PDF HTML
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6. 晋祠
中国の国土は、すみずみまで古い歴史が刻みこまれており、名所旧跡が至るところにある。それは長い歳月にわたる人びとの汗と血の結晶であり、その由来を知った上で各地を訪れると、興味は倍加するにちがいない。そこで今号から、中国の「名所旧跡の旅」に読者を御案内するとしよう。司馬遷も訪れた名所山西省の中央部に位する省都太原市の郊外に「晋祠」とよばれる祠廟(中国では先哲や祖先をまつるたまやのこと)がある。その内外
Author: 龔学孺 Year 1979 Issue 2 PDF HTML
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7. 五台山
仏教の聖地へ山西省の東北部にある五台山(ごだいざん)は、四川省の峨眉山、安徽省の九華山、浙江省の普陀山とともに、中国仏教の四大聖地とされている。中国の仏教のなかで五台山は第一等の地位を占めている。というのは、五台山だけが仏教経典のなかに名前が出ている場所であり、文殊菩薩がここで説教をしたという道場でもあったからである。ここには美しい幽寂な自然の環境があり、壮麗な古代の堂塔があり、多くのすばらしい古
Author: 龔学孺 Year 1979 Issue 3 PDF HTML
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8. 北岳 恒山
山西省北部の渾源県の県境に、巍峨としてそびえる恒山(北岳)は、山東省の泰山(東岳)、陝西省の華山(西岳)、河南省の嵩山(中岳)、湖南省の衡山(南岳)とともに、中国の五大名山(五岳)のひとつである。東北から西南方向に、一五〇キロにわたってのびる恒山山脈は、海河の支流、桑乾河と滹沱河の分水嶺でもある。東は太行山につづき、西は雁門の険関を制し、南は五台山脈に接し、北は大同盆地にのぞんでいる。大同盆地から
Author: 龔学孺 Year 1979 Issue 4 PDF HTML
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9. 竜門石窟
以前から、ぜひ一度行ってみたいと思っていた竜門の石窟に、去年の初冬、願いがかなって遊ぶ機会を得た。竜門一帯は、すばらしい石彫芸術と秀麗な自然の風景が、渾然一体となって、魅力つきない芸術の秘境をかたちづくっている。伊水のほとり―竜門竜門の石窟は、河南省西部、洛陽市の南郊外、竜門口にある。洛陽市からは、わずか、一三·五キロのところである。竜門は、古くは「伊闕(いんけつ)」とよばれた。―両岸青山がせまる
Author: 龔学孺 Year 1980 Issue 3 PDF HTML
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10. 広西巴馬の長寿村を訪ねて
中国南部の広西チワン(壮)族自治区の西部に、巴馬(バーマ)ヤオ(瑤)族自治県がある。そこは汚染や騒音におかされた都市部とちがい、静寂な環境とすみきった空気のせいか病人も少なく、長命の老人が多いところから、いま、「長寿の里」として注目をあびている。巴馬県の人口は二三万で、なかでもチワン族、ヤオ族、漢族の三民族の人口がもっとも多い。彼らの多くが農業をもってなりわいとし、労働を楽しみながら、何百年ものあ
Author: 龔学孺 Year 1980 Issue 12 PDF HTML